【開催日】2023年11月19日 【場所】愛媛県宇和島市日振島一帯
当日の状況・大会概要
2023年11月18日(土)〜11月19日(日)の2日間にかけて、グレ釣り師の祭典「第8回マルキユーM-1CUP全国グレ釣り選手権決勝大会」が開催されました。
大会初日は夜明け前からの強風のために安全を優先して日振島への渡礁を断念し、宇和島湾内の九島の堤防で1回戦を行いました。
1回戦では、28人の選手が10ブロックに分かれて釣技を競い合いました。
宇和島湾は、「宇和海へのグレの供給場」といわれるほどグレの漁影が濃いことから、18選手がリミットの9匹を達成。グレのサイズが小さいながらも、その中から少しでも大きなサイズを引き出せた選手が2回戦への勝ち上がりを決めました。
本来であればそのまま2回戦が行われる予定でしたが、天候がより悪くなったことから2回戦を翌日に延期することになりました。
大会2日目は、2回戦から開始。この日も前日の強風が残っていたので、選手の安全を考慮して九島の堤防で試合をおこないました。
10人の選手が5カ所に分かれて対戦し、9人の選手がリミットの9匹を達成。ここでは勝ち上がった5選手に加えて、負けた選手の中から惜敗率の一番高い選手が準決勝へとコマを進めました。
準決勝では、これまで3試合で培った宇和島湾のグレ攻略法をそれぞれの選手が駆使して激戦を展開、その結果、古賀友也選手(九州地区)、野尻克幸選手(四国地区)、平野芳幸選手(九州地区)が決勝戦へと進みました。
決勝戦は「只波の3番」で開催。
序盤は古賀選手がテンポよくグレを釣り続けて、他の2選手を大きくリード。
中盤に近づくにつれて平野選手と野尻選手が数を重ねて追撃します。
試合の審査方法は9匹リミットであるため、9匹を揃えてからはサイズアップが勝負の決め手となります。
平野選手が型で優勢に見えましたが、最終ラウンドの終盤で古賀選手がサイズアップ。
一見して勝敗の分かれ目の判断ができない状況で検量を行なった結果、わずか80gの差で古賀選手が勝利を決めました。
▼優勝 古賀友也選手
結 果
優勝者のコメント・戦略
(優勝 古賀友也選手)
決勝戦では場所決めのジャンケンで勝ったので、まずはもっとも良さそうだった船着に入りました。そこでわりと浅いタナでグレの数を釣り、その後は若干深めを意識してサイズアップを狙いました。念願のタイトルを獲得できて、とてもうれしいです。前入りして堤防で練習したのですが、それを許してくれた家族に感謝しています。
仕掛け
竿:グレ竿1.25号-5m、リール:レバーブレーキ付きスピニングリール2500番、道糸:PE0.6号、中ハリス:ナイロン1.75号-5m、ハリス:フロロ1.75号-6m、ウキ:円錐ウキ01、ハリ:グレバリ4号or5号、ガン玉:なし
狙いのタナ:1〜2ヒロ
使用エサ
(2試合分)
・支給配合エサ:「グレパワー沖撃ちスペシャル」、「グレパワーV9」各2袋、「ニューグレパワーV11」、「グレパワーVSP」各1袋
・支給付けエサ:「くわせオキアミスーパーハード(M)」、「くわせオキアミV9(M)」、「特選むきエビ」各2パック、「くわせオキアミスーパーハード(L)」、「くわせオキアミV9(L)」各1パック、「魚玉ハード」1袋
・生オキアミ3kg3枚